2012.05.12

お久しぶり。最近、実習指導について、思うこと。

最近、クリニカルクラークシップという実習指導法を聞きます。
十年くらい前からでしょうか?ケースレポートを作成することは、実習指導の本来の目的ではないという、考えがあったみたいです。其の解決方法の一つとして、これが出来てきたようです。

儂は、20年くらい、症例報告を作成する実習指導法をしてきました。

儂の実習指導経験からすると、昔の方が、クリニカルクラークシップという方法がより適切で、今こそ、症例報告作成の実習が重要だと思っています。

とはいっても、クリニカルクラークシップの方法が適用された、別な要因は、有ると思います。それは、今の作業療法教育においては、昔より、多くの種類の、謂わば、作業療法以外の専門的なスキルも求められていると言うことにあるのだと思います。で、それはしゃぁないとして…。

話を戻そう。儂が、今こそ、症例報告が必要だと思うのは、今の学生の方が、情報量を持っているんだが、自分で、考えることをしないという傾向を感じるからである。マニュアルを見て、倣って、経験してマスターしてスキルを獲得するだけで、いいのか?という危惧である。今の複雑な時代こそ、物事の本質を捉える一般教養とか、文化系の能力が重要なのではないだろうか。

今の作業療法は、医学とか医療を濫觴としているようだが、一昔前はそうでもなかったと思うし、カミングアウトしちゃうと、精神科作業療法の対象は、単に自然科学ではなく、自然科学と社会文化科学の中間の作業科学だと儂は考えているのだ。

身体障害分野は知らないが、目に見えない精神的機能と、目に見えない作業という評価・治療手段を用いている精神科作業療法分野においては、作業科学が基礎にあって、それにはどうしても言葉にして認識し、自覚して、観察・評価していく文化系の基礎的なスキルが先ず必要だと考えるのだ。

まぁ、ケースレポートはしなくて、ケース記録でそれをしておけばいいと云うことでも良いのかな?

ちょっと、疲れたので、この問題は、孰れ…、と言って、本当にするか分からないが…、今日はここまでで…。

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2011.09.18

精神科作業療法士の役割 ~一つの言い表し方~

作業と課題の定義から

作業:本人が自身の生活、人生の中で、取り組んでいく個人的な事柄。
課題:本人が自身の生活、人生の中で、取り入れられていない一般的な事柄。

精神科作業療法士の役割 ~一つの言い表し方~

 よく言われることは、対象者の生活や人生を豊かにすること。それは、具体的に上記の定義した用語で言い換えれば、対象者が取り組んでいく作業を豊かにすることであり、精神科の作業療法士の役割としては、抽象的な一般的課題を提供することによって、対象者が自ら精神的機能を働かせて、元々一般的な課題でしかなかった抽象的な環境要素を、個人的な関わりを持った作業として関われるようにすることである。

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2011.05.01

作業療法士とは、 2011年、神奈川県作業療法士協会

「障がいをもつ、あるいは、もつ可能性のある全ての人たちが住み慣れたところで、安心してその人らしく生活できるように支援するリハビリテーションの専門職です。」

そもそも、リハビリって、大きな概念だ。上の文章は、対象も、凄く広く、定めている。けど、専門職って、締めくくるなら、他の人たちが、できないこと、あるいしていないようなことを説明した方が、分かりやすい、と思う。

 私は、伝統に縛られている傾向があるため、物を捨てるのが苦手です。で、今回は、この協会が出しているパンフ一枚を、思い切って捨てるために、呟かせてもらいました。

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2010.11.27

作業療法士のための非構成的評価トレーニングブック-4条件メソッド  京極 真 著


今頃知ったよ。未だ、読んでないが、タイトルは、伝統的作業療法の王道だな。
これで、儂が言いたいことは、随分減るだろうな。
例えば、代表的非構成的評価の一つである作業面接をどう説明してるんかな。
儂は、面接という作業以外の全ての作業を用いた面接なんていう事あるが…。
面白いこと沢山書いてありそうだな。

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2010.10.17

久しぶりですな。作業は、人生に深く関わると言うけれど…。

私は、作業療法士であり、私にとって作業は治療手段である。治療手段でしかない。

作業は人生に関わるだとか、格好いい、大袈裟なことを私は言わん。

まぁ、言うならば、先ずは、作業は、身体的機能に影響を及ぼすと同時に精神的機能に影響を及ぼす手段なのである。

精神に作用する事が作業なんだから、希には、人生に関わるような精神的機能を発揮することもあるのかもしれないな。と言うくらいの事でしかない。

それが、普通に地道に、精神的機能を相手にして精神科作業療法を実践している者の言い方である。

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2010.07.31

呉秀三の先輩  榊 俶(さかき はじめ)

榊 俶1857~1897(安政4~明治30)

川村光毅のホームページへ

“精神医学事典”加藤正明、保崎秀夫ほか編集
1975、弘文堂より(その後1993に新版)引用

 わが国最初の精神病科教授。江戸に生れ、1880年(明治13)東京医科大学卒業、1882~1886年渡欧してウェストファル K.F.O. Westphal, メンデルK. Mendelに学び、1886年より東大医科大学教授、1887年東京府癲狂院長(榊の主張により巣鴨病院と改名)を兼任、草創期において精神病、精神衛生、小児精神論、看護法を講じ、剖検、司法精神鑑定(相馬誠胤事件)など幅の広い活動を行なった。患者看護に当たっては、「強迫方の除却」、「不覇束方を応施し」、「精神転導方として玩具楽器を採取し」、「職業を授け」たりした。精神病分類の企てや日本における精神病統計も榊にはじまる。彼の疾患研究は器質的脳神経疾患(麻痺狂、鉛毒など)に重点が置かれていた。壮年で死去し、創業は呉秀三に引きつがれることになった。

当時の玩具楽器とは、何だろう?
患者看護に当たって、「職業を授け」とある。
作業療法の濫觴は、看護にあったと推測される。

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2010.07.21

伝統的作業療法が想定する精神的作業遂行機能の構造

これまでの、いろんな図から察しはつくと思いますが、検めて纏めてみました。
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2010.07.20

「自己の過小評価を改善し、自信を付ける」というのもよく見受ける目標ですが…。

その原則を、図示してみました。

伝統的作業療法ってそんな大したことじゃないんだけども、
それをきめ細かく、しっかりと自覚して行うって事の積み重ねだと思います。
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2010.07.19

昨日の「楽しく作業する」という目標より具体的ではあるが、これについてもいろんな接近が考えられる。今回は、ほんの一例を示す。

始めの作業選択や課題設定も、自主性がかなり低く難しいケースもいるが、
繰り返していけば、とりあえず、易しい段取りとかは、自身でできるようにはなる。
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2010.07.18

インターン実習生が、ケース実習でOT短期目標を掲げる際、素朴な表現でありながら、抽象的な表現であるため、プログラム立案が進捗しない、なんて事が往往にしてありますな。

 で、要領の良い実習指導者は、より具体的な目標に変更することを勧めるでしょう。

しかし、伝統的作業療法を旨とする私のような愚直な実習指導者は、
寧ろその素朴な自然な発想を丁寧に扱い、
先に待つ苦渋の道を驀地に進めて、支持していく立場をとるのです。

以下は、「楽しく作業を行う」という朴直な目標を立てた場合の
接近方法のヒントの契機となるでしょう。
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2010.07.17

作業遂行機能のうち、身体的作業遂行機能に対する精神的作業遂行機能の分類

 最近、他人の犢鼻褌で相撲を取っていた感が有りましたので、
今回は、有り触れた項目ながらも、自分の考えを取り急ぎ図にしてみました。

先月の発表時には、作らなかった図です。先ずは、五大分類51小分類にしました。
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2010.07.16

作業療法士養成校の精神科作業療法の歴史教育の変化

私の歴史的認識は、古代ギリシャとか紀元前に遡る。
私の時代には、そのように、養成校でも教えられたから。
そして今でも、上記ブログタイトル赤字副題のように考えています。

しかし、いつ頃からか、そのような古代の作業療法はカットされ、
歴史教育は、フランスのピネルからになった。

私が、それに気がついたのは、平成13年だ。
この年に我が職場に入職した優秀な作業療法士に、偶々歴史を聞いたとき、
古代だとかいう話は聞いていないとはっきりと述べた。

例えば、鈴木明子ならば、そんなことは言わないだろう。
彼女は、作業療法を医療に限定はしていないから。

その原因は、恐らく、鎌倉矩子や彼女に追随する教育者のせいであろう。
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2010.07.15

作業療法士養成校が教える作業の意味

先月、精神科の作業療法士が考える作業の意味を発表した際、
個人的な意見ばかりでは、片手落ちと考え、少しだけ、調べてみました。

しかし、ちょっと古い情報で、最近の事はよく分かりませんが…。
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最近は、こんな事を考えるのは、無駄なことなのでしょうか?

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2010.07.14

環境と作業 人間作業モデル改訂第3版 キールホフナー

 基本的には、第2版と同じです。

相変わらず、環境と作業を分離した考えが主流で、折角、第2版で、
作業形態という概念を提出しましたが、その方面は緻密になってはいません。

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2010.07.13

作業行動に対する環境の影響 人間作業モデル 改訂第2版

改訂第2版では、初版の筆頭Barrisは消え去って、
同心円の図が熟成されることなく、無くなって残念です。

筆頭は、Kielhofnerに換わり、確かにすっきり纏まった感じはあります。
特に、ネルソンの作業形態という概念を参考にして取り入れています。
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